花散

ごはんと旅行とそのた

20240316すしとチューリップ

昨日、一仕事が片付いた。

というより、苦手だった派遣のひとりが辞めた。やっと辞めてくれた。

彼女は派遣として2年勤め、弊社が気に入ったようで正社員になりたいと希望したのだが、条件が合わず辞めることを選んだらしい。私が今の部署に配属される少し前?か直後くらいに入社した方ので、私ではなくベテランの先輩に教えを乞うており、私が仕事を教える機会はあまりなかった。

とはいえ、全くなかった訳ではない。私が仕事を覚えてからは教える機会も少しは会った。が、聞く姿勢があまりにもわかりやすくやる気ないな~という感じだったので、私は私の話をよく聞いてくれるもう一人の派遣の子を可愛がっていた。

2年というと、ちょうどコロナの時期である。弊社は社内でもマスク着用がほぼ義務になっているし、席は透過性のない衝立で仕切られているため、仕事ぶりは席を立った時くらいしかわからない。上司から「〇〇さんが派遣ではなくうちに勤めたいと言っているのだけど、仕事ぶりはどうか」と訊かれた時、私は正直よくわからなかったので直で教えていた先輩に話を振りつつ「まあよく知らないですけどとびぬけて悪くはないんじゃないですか」と割と適当に返事をしたのだが、改めて仕事ぶりを見ると結構なやべー女だったらしい。

とにかくよく寝る。弊社の方針が「派遣には暇を与えるな、とにかく何でもいいから仕事をさせろ」なのでこちらは渡す仕事を絞り出すのに苦心していたのだが、与えられた仕事をやりながら結構な確率で寝ている。ちなみに起きていても仕事は遅い。あとちょいちょいミスをするのでWチェックが必須だった。

一番慄いたのが私が1時間でする仕事を6時間かけてしていた時。やばい。仕事を辞めることが決まってからは今迄にもましてタラタラ仕事をしていたので本当に、辞めてくれて、よかった~!の気持ちでしかなかった。

ちなみに私より年上でどうも40近いらしいのだが、派遣とはいえ2年働いた職場を辞めるのに、最終出勤日にお菓子を配る素振りももなかった。派遣さんは色々な職場を渡り歩くのでそうなのかもしれないが、仮にも正社員雇用を希望するほどの職場で、しかも2年勤めたのに……。私は大人なので一応気を遣って部署を代表してという形でささやかにお菓子を渡したが、本当に、40になってあの仕事ぶりでこれか…………という何だか物悲しい気持ちになった。反面教師にしたいと思う。

とはいえ、仕事ができなくても友達が多かったり性格的に素敵な人というのはいるものなので、私が一概にどうこう言えるものではないことも頭では理解している。学生バイトの時にたまにシフトが被ったパートの妙齢女性も激烈に仕事ができなかったが、うまい魚の時期にえらく詳しく、社員さんと仲良さげに会話していたのを見て「そこに知識を振っているのか…」と驚いた記憶があるので。むしろ私が私に見えている側面でしか物事を見ないのが悪いのであって、そこは反省。人を見る目がなさすぎる。

 

とにもかくにも、色々と思うことのある人だったが、もう彼女と関わらなくていいのだと思うと素直に清清しい気持ちになり、そのテンションのまま築地ですしを食べることにした。性格が悪いのは百も承知である。

築地ですしランチを食べるのはここ最近のマイブームで、月1のご褒美と言うことにしていたのだが、最近頻度が増えている気がして反省している。日々反省、でもすぐ忘れる、鳥より性質が悪い。

今回は二度目の訪問である築地虎杖別館で漣をいただいた。

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私は海鮮丼よりもすしが好きだ。海鮮丼は米を全部食べきることに意識が向いてしまいネタを楽しめないので苦手だし、何よりすしを口に入れた時、ネタとシャリがほどけて混ざって対空時間(?)が長くなるのがとても好きなのだ。口全体にネタのうまさが行き渡る感じ、これはすしでないと味わえないと思う。

虎杖別館はそこそこ並ぶし私にとって手頃な値段というわけでもないが、今日は最低限の会話量で済ませたい日で、かつ最近ご無沙汰だったので訪問した。以前来た時は真冬の寒い日で、ここは半屋外なので屋根はあるが壁はなく食べながら凍えていたし、何なら後半ネタが乾いて残念な気持ちになったのだが、今日は春の陽気だったので最後までおいしく食べることができた。

特にぼたんえびといくらがおいしかった。ぼたんえびはおおぶりで、ぷりんぷりんのねっとりで、ああ思い出しただけでおいしい。いくらもぷちぷちしていながらも噛むとシャリと混ざってじゅわっとうまさが口に広がるのが、もう笑ってしまうくらいおいしかった。おいしくて笑えるってとてもいいことだ。不審者だったろうけど許してほしい。あなごもふっかふかで骨が一切なくて、掛け布団にしたいくらいだった。

 

満足した気持ちで外に出ると、目の前に💎がロケで訪問していた店があり、「ここにあったのか!???!」と仰天した。行きたいけど店の場所がわからないからな~……路地っぽかったし迷いそう、食べた後にゆっくり探そうと思っていたのだが、秒で見つかってしまった。次回はここに行くことにする。

以前A氏と遊んだ時、築地から日比谷まで余裕で歩けることが判明したので、よい春の陽気だったので散歩がてら日比谷まで歩いて帰った。おなかいっぱいですしの余韻に浸っていたらあっという間だった。

 

折角なのでお花でも見て帰るかと、日比谷公園へ。

チューリップが綺麗に咲いていたが、桜にはまだ早い時期だったらしく、下向きの桜しか咲いていなかった。野音の裏手まで歩いたのに!!残念だった。

開花宣言もまだなのは承知の上だが、でも上野は咲いてるのに……。上野は毎年開花が早くてすごい。

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流石に歩き疲れたのでどこか店に入りたいなと思ったのだが、良さげなところがなかったので、とりあえず秋葉原まで移動。

秋葉原まで来たらとついでにまんだらけで💎のペンラやアクスタを見てみたが、欲しいものがなくてがっかり。というか、黒い人のアクスタがなくて…やっぱり人気なんだなあ。

空いてたら入れるかな~と軽い気持ちで覗いてみたら意外と空いていたので、アラカンパーニュでいちごタルトを食べた。

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タルト生地が結構香ばしく、そして硬かった。スマホを眺めながらフォークを刺したら硬すぎて皿から射出されてしまい、あわや床に落とすところで、本当に危ない所だった。まだ2口しか食べていなかったのに無駄にするところだった……。

いちごタルトも2種類あり、安い方を頼んだのだが、それなりに満足した。いちごの量は値段に比例して少なかったが、タルト生地がしっかりしていたのがよかったのかもしれない。

 

いい具合に時間が潰れたので帰宅。いい休日だった。