年度末締めは金曜だった。
自署はそれなりに事前準備をやっていたので余裕をもって締めに臨めたはずが、他部署の処理がだいぶ押し、 予定ギリギリながらも無事終了…というのは若干嘘。
私が参加してもしなくてもいいけどできれば参加してほしい… みたいな生ぬるい会合を強行突破でぶっちぎって退社をキメ、 遅延電車の荒波を乗り越え、 まずは御茶ノ水のラクスパ1010へ。
一日の終わりに風呂に入るという生活習慣の持ち主なので、 仕事終わりだし風呂にはやっぱり入りたいけれど新宿はなんか色ん な菌持ってる人がいそう…という偏見を発揮し、 ちょっと離れた御茶ノ水ならまあ… ということで初めて利用してみた形。
平日銭湯3時間のみなら550円、 タオルレンタルは220円というリーズナブルさ。 そこそこ綺麗だし、 お湯は日替わりと炭酸泉と水風呂あるのでそれなりかと。 サウナは別料金。入らないけど。
命の洗濯ではないにせよやはり風呂はさっぱりする。 髪をしっかりめに乾かしたら内巻きになったけど、 何故か寝たら必ず外ハネになるんだな、これが…。 マスクありとはいえすっぴんで都内を歩いたり電車に乗るのは何故か背徳感がある。 水道橋に住んでいた友人はそういうの気にしないのだろうか…。
とりあえずは夜行バスに乗るべく新宿へ移動。
小田急が取り壊され出口が減った関係でだいぶ遠回りをしてしまっ たが、マックで腹ごなしもして10分前にはバス停に到着。
マック、店内で食べると言ったはずが持ち帰りの用意をされ、戸惑ったけど店内で爆速で食べた。だって店内で食べるって言ったもん…。
充電なしのバスと聞いていたけど、各席にUSBがあって大勝利。 夜行バスの予約自体前日に取ったので、 トイレ近いけど足元が広い席だからこれまたラッキー… だったかも?
余談、意外と外国人が多いのにはびっくりした。 個人ツアーだと夜行バスの方が移動費も時間も節約できるけど、 新幹線のほうがラクなのに…まあ夜行バスも思い出になるのかな。
久しぶりの夜行バスは寝心地が悪く、 寝たり起きたりをしていたが、いつのまにか寝入っていたらしく、 気付けば朝5時着の予定が30分早い4時半に八条口に到着。
到着5分前くらいに起きたのでドタバタしながらも何とか車内でコンタクトだけ入れるも、 朝4時半に肌寒い八条口に放置されるとか想像してないし連絡通路も空いてないし公共トイレも見当たらないし。
つまり朝4時半は人間の活動する時間圏内じゃないってことよ。
帰りのバスが八条口発の予定だったのでなんとか八条口のロッカー に荷物を預けたかったので、仕方なく、 非人間的であるとは承知の上、 駅前の謎の広場のベンチで顔面加工を行う。持っててよかった鏡〜!自分、顔面加工速度には自信あるんで…出来はともかくとして… 。
ちなみに八条口とは反対のバスターミナル側に移動したら公共トイレ空いてた。ライフハック。 時間も時間なので仕方がないのだけれど開いているカフェもなく、 とにかく駅前が寒すぎたのでバス到着までトイレで時間を潰し、 5時半発のバスで清水寺へ。ほらな、 4時半は人間の活動時間じゃないんだって…。
というわけでまずは清水寺へ。
ガイドブックだと五条坂で降りると書いてあるものが多いようだけど、 地図を見ると清水坂で降りた方が近そうだったのでワンチャン清水坂で下車。実際歩いてみたところ、 やはり清水坂の方が近かった。多分清水寺を一度過ぎて戻るから、 清水寺の手前で降りる五条坂が推奨されているっぽい。
5時半なので当然のように店は閉まっているものの意外と人が多か った。半分くらい外国人観光客というくらい… のんびり歩いたのにまさかの開門前に到着してしまったけれど、 逆に無人の御門と桜を綺麗に撮れたから良しとする。
早起きするといい写真が撮れるというメリットがある… と初手からテンション爆上がりだった。
開門後、人の流れに沿って清水の舞台へ。 清水の下は桜があまり咲いていなかったものの、 上の方は咲いていたのでそこそこ綺麗な写真が撮れてよかった。 桜が思った以上にどこもかしこも満開で、 ただ散策しているだけでも清々しくて気持ちよかった。
個人的に桜見物のゴールデンタイムを9時までと位置付けていたの で、次の目的地である八坂神社へ移動。
若干迷いつつ、7時前には八坂神社へ着けた。 桜が有名と聞いていましたが境内にはほぼ桜はなく、あれー? と思いながらふらふらしていたら円山公園へ迷い込んだのだけれど 、そうしたら円山公園の桜が満開でラッキー!
花見で賑わう場所なのか、既に花見席を確保している若者あり… ちょうどいい時期だったらしく桜は満開、 枝垂桜など種類もあって大満足だった。
さらに平安神宮へ向かう道すがら、 途中通りがかった知恩院にも吸い寄せられ。そこも桜満開だった! 紫と桜が映えてきれい。
階段や坂が多くて割とへろへろに。
さらに10分ほど歩き、平安神宮へ。
新苑が8時半開場だったので、あと1時間ほど待てば入れるな… どうやって時間を潰すか…と迷っていたら、 なんと御朱印がもうやってたので並んで時間を潰…まさかそんな。
御朱印とお守りをいただき、更に30分ほど待機して神苑へ。
結構広かったけど、人が少ない場所を探して先へ先へ進んだら、 桜が咲いてるエリアは前半の一部だったということが判明。 まあそんなもん。 終盤にも咲きエリアがあったのでそこでのんびり写真を撮った。 枝垂桜が花びらが華やかで綺麗だった。
ほら、人、全然いない。
と思いながら、 お土産やら食べ歩きやらをしようと清水寺に向かって歩いていたら 、 高台寺の枝垂桜が満開という報を聞きふらふらと吸い寄せられたところここで全体力を消費した。方丈から見る枝垂桜は綺麗だった。 が、とにかく、石段がきつい。
高台寺からねねの坂、 二年坂と行って清水寺の通りに10時前に戻ると、 とにかく人が多すぎて歩くだけで疲れてしまい、 やはり早めに行っていてよかったな〜とつくづく思った。 あれは人混みにまみれに行く場所であって桜見物ができる状況ではない…。
ただ桜がどこもかしこも満開だったので、 のんびり空を見上げながら風情ある街並みを歩けただけで満足した 。あと清水坂のすみっコぐらし堂でお土産買えたし。
清水坂の途中でゆば小町という謎の買い食いをしたが、 ゆばで天ぷらを巻いたもので使い古しの油が謎の風味を漂わせており、可もなく不可もなく、黙々と食べた 。
ただ隣の外国人が「これおいしい!同じものおかわり!」 していて可愛かった。京都にはうまいもの、 他にもいっぱいあるぞ。
ランチは行ってみたかった店に行くため、 清水道から市バスに乗り烏丸五条へ。
疲れたので停留所のベンチでバスが来るまでぼーっとしていたら外国人に道を聞かれたり(尋ねてもいないのに)(有難いとは思ってるよ…) 地元のおばあちゃまに道を教えてもらったりしてひとやすみした。
遅れまくりのバスに揺られて松粂へ。
テレビで見た時から行ってみたかったので来られて嬉しい! とても住宅街にある。 予約客がいっぱいのうえ貸切前で時間制限ありだったものの、 滑り込めてラッキー。予約は座敷、 予約なしはカウンターなもよう。
どれも作り置きっぽくてややぬるかったものの、 湯葉などもあってバラエティ豊か。 胡麻豆腐の天ぷらは揚げたてだったらもっとおいしかったかも。
その後、駅ビルでお茶をしようとするも、 駅ビルへの行き方がわからず大分うろうろ。
6階の茶筅はアフタヌーンティーっぽいものが人気らしいが、 それほど甘いものが食べたい気分でもなかったのでアイス抹茶ラテに留める。
最近抹茶ラテが好きでよく飲むのだが、ここは流石に抹茶が濃いめ苦めな気がした。京都プラシーボかもしれないが。
ところで、店員に抹茶ラテのみを頼んだら「えっ?」という顔をされ若干ウケた。いいだろ、抹茶ラテだけ頼んでも…。帰り際に近くの席にアクスタ遊びをしている女子がいたのでよくよく見るとTHE ALFEE高見沢氏のアクスタでほっこりした。THE ALFEEは、福利厚生がいい。
阿闍梨餅を買ってくるよう依頼され、 お土産コーナーをうろうろするもどうやら伊勢丹の地下にあるとわかりまたもうろうろ。
ここでだいぶ体力を消耗する。
祖父母宅にバスで行くことを想定していたものの、 12時ともなるとどこも人混みがすごくて疲れてしまい、 電車にて大阪へ。 でも乗り換え一回で1時間ほどで着けるのはいいなー、 電車賃千円だし。
祖父母宅でしっかり夕食をいただき、お風呂にも浸かりしっかり寝、翌朝7時には出発。
何故京都に来たかって、大阪まで乗ってきた車を回収するためなのである。
日曜だし出発が遅めだったのでどうかと思ったが、母と交代しながら運転し、15時頃には無事自宅に着いた。 いつもは大きめのSAに停まるところ、 今回はそこそこ大きいPAに停まり、 ずっと新鮮な気持ちでいられたのが功を奏したのかもしれない。
道路も、首都高を含めそれなりに空いていてよかった。帰宅後、 テンションをもてあました母が謎に掃除を始め、 今じゃなくてもいいじゃん…と私は昼寝をした。
流石に疲れたが、これも親孝行と思うことにする。おわり。